ジオストーム
字幕 IMAX 3D
65点
もうちょっと!物足りなかった。
自然災害映画は、中1の時にスクリーンで見たデイ・アフター・トゥモローが鮮烈過ぎて中々越えるものが出てこないなぁとこの年で思う。
ざっくりストーリー
2019年、異常気象に見舞われる地球は世界の力を結集して科学により気象を制圧した。
ISSを中心とした衛星コントロールシステムの開発者である主人公は、聴聞会に呼ばれていた……。
エリートコースの弟くんに止められるも、素直に感情を表現し、政府やクズに素直に接した主人公はFireとなったのであった。
3年後、アフガニスタンの村が極低温で消滅、かわいい娘と楽しい二人暮しをしていた主人公、弟に呼び戻され、再び宇宙へ行くことに。
久々のISS、かつての部下が今はトップを任されていた。
不具合を調べようとするがことごとく事故が起きて真相を探れない。これは人為的なものだ!
まごまごしている間に香港は熱波で壊滅。東京は巨大な雹が降る。
主人公がISSに来る前に事故で死んでいた職員が残したデータを発見、ウイルスによるものであるとわかる。
解決方法は1つ、システムを再起動してウィルスを排除すること。再起動の為には合衆国大統領のコードが必要。しかし大統領は黒幕かも!
いいやつのチェンは真相を知ったから死んだ!
ついにジオストーム間近、竜巻に襲われるムンバイ!津波が来たドバイ!何故か衛星からレーザで焼かれるモスクワ!リオは氷漬けだぜ!
大統領からコードを盗もうと計画するも、何故か大統領が党大会を開くオークランドも異常気象が起こる予測に……。しかも大統領自身がコードだと発覚。更に国防長官が真犯人。
雷が落ちまくる中大統領を誘拐、事情を話し協力してくれることに。大統領はいいやつだ!
解除不能の自爆装置が作動してしまったISSで主人公は皆を逃し自分はシステムの再起動の為に残る。
大統領から受け取ったコードで再起動シークエンスに。
徐々に自爆していくISS、なんとかコントロールルームに辿り着くもパスワードが違う。 なんと部下も残っていた!部屋が間違ってた!隣の部屋がコントロールルーム。そして再起動。
世界は救われたが、ISSは自爆。特等席だぜ!
ダメ元で交換衛星に乗り込みなんとか脱出。逃した仲間に助けられ帰還。
ハグ、そしてハグ。
兄弟と娘で釣りをするシーンでおしまい。
良かったとこ
キャラ!素直で不真面目な主人公、一般人で真面目なエリートの弟。シークレットサービスで強い女の弟の彼女。チェン!
メインキャラがキチンと信念に基づいて生きていた。
チェン!なんていいやつなんだチェン!!
良くなかったとこ。
設定。大作SFなんだからもっとキチンと理由付けして異常気象を起こしてほしい。
冒頭の異常気象、人類が滅亡へ近づいてる悲壮感もあんまりないし、主人公がシステムを作った功績もあんまり説明されないし。
いきなり呼び出されるところからはじまっても主人公がどれだけすごい人かもわからず。弟との関係性もわかりづらく。
人類の敵は人間、としたのだったらもっとそっちに振り切れなかったのか。中途半端に異常気象を描いても効果が薄い、悲壮感もあまり無い。香港は良かった。けど他があんまり。
モスクワはなんで衛星砲で焼かれたの……。東京も別に出さなくても良かったじゃん……日本別にこの映画に必要じゃないでしょ……。
ISS側でのトラブルがひたすら人為的なものでイライラする。
また、最後に助ける役回りさせるなら部下と仲良くなってく描写はもっと入れないと……。
部下が主人公にもう少し好意もってないと助けないんじゃないかなぁ……。
というか、異常気象の迫力とかそういうもの見に行ったから3Dだったんだけど3Dの意味を感じられない程の映像でがっかり。
全体的には楽しめたシーンはそこそこあったしコメディ調のところとかは好きだっただけに残念。
オリエント急行殺人事件
字幕
60点
自分に教養が無い気がした
そういえば、アガサ・クリスティは読んだことが無いなとチケットを取ってから気づいた。アーサー・コナン・ドイルもシャーロック・ホームズを少しだけ。
探偵と言えば夢水清志郎か阿部寛と仲間由紀恵、もしくは大泉洋が出てくる。
つまり言うところ、名作の西洋探偵物を大人になって初めて触れるわけである。
以下ストーリー覚え書き
冒頭見逃し
ポアロの朝食、出て来る卵のサイズが2個とも同じにならない。シンメトリーでは無いから気に入らない。どうやら彼は気難しく変わり者らしい。
呼ばれて事件に向かうポアロ、途中馬の糞を踏んでしまう。片足だけだとシンメトリーではないから敢えてもう片方の足でも糞を踏む。うーん、、、変わってると言うか変……。
ここはエルサレム。英国による自治がされているらしい。つまりは発行当時の現代。
どうやら3人の異なる宗教の神父のいずれかが聖遺物を盗んだらしい。
鉄砲をもった警官隊、取り調べの為に壁際に囲う。
ポアロ、壁に杖を刺す。歩けるじゃん!ファッション杖かよ!
警官を一人南門へ行かせる。
推理開始。
聖遺物の壁にはブーツでよじ登った跡。しかし3人の神父の靴はペラペラでそんな跡は付きようも無い。そもそも盗む理由も無い。
理由のある奴は誰だ。警官隊の隊長だ。何故ならエルサレムは自治が出来そうで争いごとが無くなれば失職するかもしれない。
ついでに隊長のバッグを調べておいたら盗んだ聖遺物が入ってたから持ってきたぜ。
QED.
逃げる隊長、南門には警官が!戻る隊長、壁に刺さる杖に引っかかって敢え無く御用。なるほどポアロ、先見の明があるんですね。
仕事を終えたポアロはロンドンへの帰路へ。
キャラ紹介はさみつつ、途中の街で知り合いに会い同行する形で出ましたオリエント急行!
冬のオリエント急行は空いてるはずなのに何故か満席。相部屋で乗車。
出発!美しい景色を進むオリエント急行。
登場人物の描写をはさみながら汽車はすすむ。
……が雪崩に襲われ脱線。
さらに最悪なことに密室でジョニー・デップが刺されて死んだ!
この中に殺人犯がいる怖い!!!
捜査を開始するポアロ。
医者、家庭教師、教授、宗教にハマってる女、マダムと秘書、ジョニデの秘書と執事、未亡人っぽい熟女、公爵夫妻、あとなんか男。
どいつもこいつも嘘つきばかり。調べていくと全員関係者。ははーんこれ全員犯人なやつか。
ポアロの尋問シーンが続き、家庭教師がすわ犯人か!となったとこで医者に撃たれる。
彼女はやってない、俺が殺した!ははーん。
と言うわけで推理披露。
最後の晩餐の構図で全員が並ぶ。
推理1
駅に止まってる間にギャングが侵入。敵の多いジョニデは殺され犯人は逃亡。
推理2
ジョニデが過去に起こした事件に恨みを持つ人々が全員で協力、ジョニデを殺害。
しかし真相を突き止めたポアロは警察には推理1を話し列車を降りるという幕引き。
次の事件はエジプトらしい。
良かった所
名作らしく当時の世相が良く表されていた。人種差別、第一次世界大戦後の欧州事情。
ストーリーだけ考えると単調な絵になりそうな感じなのに色々見てて飽きない工夫がされてたと思う。
最後の晩餐の構図!わかり易くて象徴的だった。
良くなかった所
風景のシーンが3Dだったと思うんだけど絵が綺麗すぎて浮いて見えてしまった。
合成感を強く感じるシーンが多かったように思う。
雪崩で汽車が止まるシーン、もっと衝撃的に出来たんじゃないかと思う。
キャラが多いから紹介パートが短くわかりにくい。キャラに感情移入しづらい。
殺人の動機がわかりづらい(まぁ犯人を探す物語だから仕方のない面もある)
ポアロの最後の尋問がなんとなく強引だった気がする。
真面目で正義感の強く曲がったことの嫌いなポアロが罪を犯した人間を許したのは筋の通っていなさを感じた。物語の中でそういったこともあると思わせる心情描写がきちんと入っていたら違ったのかなと思う(恋人か娘かわからないけど写真に喋るシーンは多分ソレなんじゃないかなぁ……)
なんというか色々物足りなさを感じてしまう映画だった。もっと時代特有の風俗描写を見たかった。
キングスマン ゴールデンサークル
IMAX 2D 字幕
75点
面白かった!!
前作も評判だったけどタイミング合わず見ていない状態での鑑賞。
前作見た人何人かに聞いたら見てないとという人もいたけど自分は楽しめた。
導入から、キャラ紹介と設定提示で関係性がわかりやすく入ってきてキチンと物語に入っていくことが出来た。
以下ストーリー覚え書き
主人公にとっての彼女の重要性だとか、ちょっと問題がある性格の主人公だけど前作でなんやかんやあって組織で今の立ち位置についたんだなとか。
彼女ご両親様と会食からの襲撃。説明っぽくなり過ぎないようにこの形に落ち着かせたのかなとは思うけど、主人公のお部屋のセキリュティヤバくない?とかミサイル迎撃出来そうなお家に住んでるエージェントはいなかったの?とか突っ込み所は色々。いや、全滅は無いでしょ〜〜。
ステイツマンとは何か。お酒だ!なるほど!ケンタッキーフライドチキンだ!!!
ステイツマンとは何か。お酒だ!なるほど!捕まった!!!!
なんだっけバーボンだっけ。活躍が思い出せない……気づいたら凍ってた。
ステイツマンとは何か!アメリカのキングスマンだ!知ってた!!!!!
ウイスキーさんと共にFesへ、ロックだ!ドラッグだ!セックs……セック……セッ…
うん。紳士って大事な要素だもんね。仕方ないよね。
そんなこんなでコンドームの使用に成功して即帰還。別になんかコンドームじゃなくても良かったんじゃない????というかバレない?????いや、挿入シーンのカメラは非常に良かったけど。胎内とか。
大切な人の心とかいう犠牲を払いつつも麻薬の解毒薬の在処を特定!奪取!!したんだけど当然の如く追手が。敵だ!パリーン!!
ウイスキーさんは一人で大活躍。そして味方に殺される!
脳を撃たれても回復できるかも知れないアイテムって便利だね。
さて、大事な話の途中でラリった彼女から通話が。メンヘラの基本仕草、ラリったら通話だ!
時間がない!突撃だ!!なんで相手の本拠地が分かったか全くわからなかったけど!!!多分チャンだかチョウだか言う人のボスがアジトに行った弁護士だったんだと思うけど。
また弁護士っぽい人が来たぞ!カントリーロードを歌うぞ!
ここからの敵のおばさんが死ぬところまでの流れはすごい良かった。(別に死ななくても良くない?って思ったけど)エルトン・ジョン!本人だ!!!!Friend!!!!
そしてウイスキー登場。戦う場所はレストラン。当然ミンチだ!
世界の数億人くらいの人々は救われ、メンヘラと和解して結婚。キングスマン再建も目処がたち、めでたしめでたし。
ザックリこんな感じだったと思う。
良かった所はまずアクション。
スパイアクションだからまぁ当然と言われれば当然なんだけど、個人的に音楽とアクションが合ってる映画は好き。どんどんやって欲しい。
スパイっぽい秘密道具!キングスマンとステイツマンでノリの違いも設定されてるのが良い。もっと活躍しても良かった。
音楽!現代物はやっぱりオリジナルよりもタイアップして有名曲流すほうがいいよね。
カメラ!見ててう~んって思う所は無かったし気持ちよく繋がってたと思う。
グロ表現の緩和具合。普通にやってたらけっこうエグいシーンも多かったように思うけどギャグ使ったり、カメラだったりでうまいこと誤魔化してていいなぁ〜って思う。そう言う映画じゃないからね。
良くなかった所。
エンジェル加入の時に連れてきたおじさんが死んだ理由。一言でいいから彼の悪行付け加えておいてよ。ボスを冷徹にしたかったのは解るけど意味の分かんないサイコおばさんとの線引きがわからなくなる。
キャラの扱いが割と雑。最初に死んだ女スパイも死ぬ必要無かったと思うし(作戦不参加なら病院にでも入れておけばいい)、マーリンも地雷探知機持ってくなら万一のときの除去装置も持ってけよって。なんで死んだの。なんなら非戦闘員の友達とか別に死ななくてもいいじゃない。(スパイ物で巻き込まれ死は割とあるとは言え)敵のメカっぽい人の彼女とかも死ぬのは当然としてメカっぽい人の地位がよくわからんし簡単に工場ごとふっ飛ばすのはどうなのって思った。その後おばさんとの対話的なフォローも無いし。
彼女がラリる。物語上必要ってだけで王族設定がある子が簡単にラリるのはどうなの。それだけ主人公が大事だったって言えばそれまでだけど、だったらあの場面で誠実だった主人公なんで信じないの?メンヘラかよ。別に主人公は任務解決のためにあの理由じゃなくても頑張って早く解決しようとしたと思うけど。(エピローグの王子になる方の理由付としてははラリるの必須だった気はする)
ウイスキー裏切り疑惑のアレソレ。私怨なのはそれで良いとして、ならもうちょっと描写多めに挟むとか。敵は敵だけどそれとして麻薬使用者は犯罪者だから死ね!ってのが最後の戦闘までわからんのは微妙。ステイツマンの入社試験ってガバガバなの?大統領くらい解りやすければ理解できるけど。
で、大統領。軍官っぽいのも執務室にいたし、お邪魔キャラとして出てるんだから対話に見せかけておばさん殺すやり方とか方法とか。説得力〜〜。
ステイツマンエージェントのコードネーム。イマイチピンと来なかった。英語聞けなかったから元々そう言ってたかわからんけど。
そもそも論としては、今回のギミックの麻薬にウイルス混入で世界が人質。新鮮な麻薬ってそんなに早く一般まで広がらなくない?元々仕込んで置いてなんらかの因子(電波でも何でもいいけど)で発現させるとかなら納得した。一旦根治しても麻薬が残ってる限りまた解毒薬必要になるし後処理大変じゃん。やり手っぽいおばさんそんなに考え無しかなぁ?
最後おばさんに打った注射なんで自白剤じゃないの……嘘教えられてたらどうするつもりだったの……。
あとは、日本で麻薬が全然身近じゃないの含めてそのあたりちょっとピンと来なかったけどこれは日本固有の事象だしまぁいっかって所。
前作見て追記することがあれば追記する。
はじめに
とりあえず基本方針だけ
ネタバレは有り。
評価は点数(適当だけど概ね大学の優良可不可みたいなイメージでつける)+1言くらいの感想
ストーリー雑感
良かったとこと悪かったとこ
の順で書きます。変わるかも。
基本はスクリーンでみた映画、他は気が向いたら。
文が下手くそ。
自分の備忘録なので予告なく色々変わるかも。この記事を編集してく。