娼年
68てん 演技はとても良いが、テンポ感悪い。
ざっくり
なんか大して可愛くない女とへたくそなセックスをする松坂桃李君、その夜昔の夢を見る、母親が仕事へ出かけてゆく夢。
朝、知性の無さそうな女が机の上の学生証を見て言う、すごーい〇〇大なんだ!〇〇大の男とヤッたって友達に自慢しよー。
頭の良い大学に通う桃李君はバーテンのアルバイトをしながら大学はサボりまくり無為な生活を送ってるようだ。
バイト中、熟女がご来店。人と待ち合わせらしい。待ち合わせ相手は幼馴染のホストシンヤ。バーテンのカクテルとホストのカクテル、どちらが美味しいか、みたいな遊びをして直ぐ去ってしまう。
熟女のさったあとグラスを片付けようとするとコースターの下には名刺、表には御堂静香、裏には仕事の終わる頃店の前で待ってますと。
仕事終わり、高級車で店の前にくる御堂。自宅のマンションに誘われるままについていく。
桃李君、女なんてつまらない、セックスは手順の決まった退屈な運動と豪語する。
自宅のマンションに到着、シャワーを浴びることは許されず、早速証明しようとするもあなたの相手はこの子、と耳の聞こえない若い女の子が登場。
へたくそなセックスを披露する後、あなたの評価はこれと樋口が1枚置かれる。
去ったと思った若い女の子が御堂の財布からもう一枚樋口を抜く。
ギリギリ合格ね、桃李くんは男の子を売る違法クラブパッションのテストを受けさせられていたらしい。
最低料金の10000円の価値のあるセックスを出来なければ不合格。
御堂はやる気があるなら電話をかけるよう言う。
再びバー、お客はシンヤと大学のクラスの子メグミ。
最高のセックスってなんだと思う?と問いかける。
迷った末なのか、どうなのか。桃李くんはパッションで働く事を決める。彼は娼年となった。
仕事を重ねるに連れ、楽しさ、やりがいを覚え染まってゆく。桃李くんはいつしかパッションの稼ぎ頭の一人になっていた。
そんな折、シンヤからメグミに伝播する形で仕事のことがバレてしまう。
おばさんにお金で体を売っている、汚らわしい、最低。そう言ってメグミは去ってしまう。
パッションへ行くと御堂がご褒美になんでも1つ望みを叶えてくれると。なんでも。
桃李くんは抱かせて欲しいと言うが拒まれてしまう。
なんでもって言ったじゃないですか、と御堂を押し倒す桃李くん、ぺしーん。ほほを叩かれる。
それ以外なら、なんでも。と。桃李くん最初の試験をもう一度受けさせてほしいと願う。御堂の娘のさくらも了承するも仕事が。
指定された高そうなホテルにいくとそこにはメグミが、高いんだね、一月分のバイト代全部飛んじゃったと。
娼夫のセックスをみせてよ、それが仕事でやりがいがあるって言うんなら満足させてよ!
激しくセックス。
事を終えて、再び試験。を終える。
バーで働く桃李くんのところにさくらが来店。
御堂からの手紙だ。クラブパッションは摘発された、伝えるか迷ったがあなたの母も娼婦で死んだ日も急な仕事だったと。さくらのことを頼む。
さくらともう一人の稼ぎ頭と共にクラブパッションを再開させる。
出てきた中で一番高齢のお客さんに一年ぶりに会うところでEND。
感想
セックスとは、それぞれであるがそれぞれ他人から見たら滑稽であるもの、って言うのを徹底し過ぎててテンポ感の悪さがきになってしまった。あとレイアウトも弱いシーンが多い。
あと音響が最悪だった。ここがよかったらあと十点くらいあげてた。
展開としては特に驚くところもなく、桃李くんは母の影を追っていて、年上の女性から母性を感じ仕事を進めるうちに思考は染まってゆく。そちら側に行ってしまった。と言うだけの話。他の要素も絡めつつ1本のストーリーとして違和感なく進んだ。
役者さんはどの人も非情によく演技をしていたと思う。普通のセックスからおもらし、寝とられ、ホモセックス、ドM、色んな欲望を滑稽かつ迫真に描いていた。
陰影の撮り方はかなり好きだった。そう!濡れ場は!ハイライトの入れ方なんですよ!!!!
桃李くんのおしりのほくろがあんまりきれいじゃないのがとても気になった。
最後の2回目の試験の演出はあんまり好きじゃない。
映画としての完成度は低いけど見るべきところは多い映画だった。