いりやの備忘録

映画の感想をすぐ忘れる気もするからつらつら書いてみようかなと思いついた。

GODZILLA 決戦機動増殖都市

88点 これは紛れもないメカゴジラの映画

 

ざっくり

ゴジラの撃破に成功するも新たな巨大ゴジラの出現に敗走する主人公。

謎の部族の介抱により一命を取り留めていた。

みんなは!?と他のメンバーを探す、主要なメンバーはどうやら生き残っていたようだ。

謎の部族が使っているゴジラ種に有効な武器、調べさせてもらうとどうやらメカゴジラ製造に使用していたナノメタルが使われているらしい。

最終決戦地、富士山麓。そこは今もなおゴジラを倒さんと機動要塞と貸したメカゴジラが。

ビルサルド主導の元、ゴジラを殲滅せんと計画を実施。

最終決戦を行うも、ビルサルドは人の殻を捨てメカゴジラになることにより全てを効率化することを強いてくる。

これに反対した主人公たちは計画を放棄、ゴジラは倒せなかった。

 

感想

メカゴジラ出てこねーじゃねえか!みたいな感想結構みたけどこれは紛れもないメカゴジラ映画。

ゴジラを倒すために兵器を開発、作戦を立て地球Sideの劇伴と共に決戦を行う。

これをメカゴジラ要素でしょ。

 

Pスーツ脱いだユウコのおっぱい!!!

あとスーツ脱ぐとちゃんと誰が誰かわかるね。

 

謎の部族の正体は小美人的な物だと思うので祈りの歌を期待してる。次は聞けるかな。

 

決戦シーンでのデストロイヤーオマージュ。ゴジラとしてもヤバくてもうちょっとってのが伝わってきたしあのビジュアルにはやっぱり力がある。

 

メトフィエスがいよいよ怪しくなってきた。果たしてエクシフは真に味方足り得るのか。

キングギドラの力とそれに対抗する手段はあるのだろうか。

次も楽しみだぁー!!!

パシフィック・リム アップライジング

 

字幕 

71点 前作と毛色は多少違うもののしっかり面白い。

 

ざっくりストーリー

穴を塞いで十年、世界は防衛軍によって平和が守られ続け、完全なる復興へと向かっていた。

 が、捕らえた異星人とのシンクロで精神汚染された博士により自動イェーガー軍団が的に周り、また穴も開いて怪獣が出現。

人類に残された戦力は主人公のイェーガーと訓練生のみ。

最終決戦ネオTOKYOで流星拳!

 

感想

前作よりもキャラクターの感情重視の作りになっているので映画を見慣れて無い人でも見やすい作りだったと思う。入門用パシフィックリムと言ったところだろうか。

復興についての説明ももうちょっとしっかり入れてほしかった。(いきなり富士山の近くに東京とか言われても日本人としては距離感おかしいとしか思わない)

森マコ退場はもうちょっとスポットを当てた上でやって欲しかった。

ヒロインが最初に乗ってたちっちゃいやつ、チャイナ美人博士が乗って現れる辺りとかは熱かった。

 

カメラはパシフィックリムらしさが大分薄れてしまっていて残念。劇伴もインパクトが全然なくて、出撃シーンのメインテーマくらいしか印象に残っていない。

 

お話は前作よりも好き、画と音が残念なので総合ではあんまりって感じかなぁ。

ジュマンジ ウェルカムトゥザジャングル

字幕 

80点 現代に蘇るジュマンジ!!!

 

ざっくりストーリー

ボードゲームやろうぜ!ボードゲームなんて今どきやんないでしょうピコピコ。

テレビゲームに大変身するジュマンジ、それをプレイしようとすると謎の光でうわぁ〜〜!!

30年後、学校で反抗的な態度をとった主人公とその他3人。罰で倉庫の片付けを命じられる。

倉庫にあるレトロなテレビゲームを見つけ、遊ぼうと電源を入れコントローラーを握ってうわぁぁ〜〜!!

 

選んだキャラクターに変身させられて謎のジャングルに。

どうやらゲームをクリアしないと元の世界には戻れないらしい。

 

ステージをクリアしつつ友情を深めていく。もう1人のプレイヤーとも合流しラストステージまで無事にクリア。

 

感想

しかっりとしたリメイク、現代風にアレンジを加えつつジュマンジの要素を残す。現実世界に影響が出ないのでホラー要素は無くなってしまったがその分エンタメアクションコメディとしては良くできている。

現実の姿からアバターへチェンジしてそのギャップをコメディとして生かしながらキャラクター同士が友情を深めてくのも観てて楽しかった。

アベンジャーズ インフィニティー・ウォー

字幕 林完治

 

100点 文句無しの傑作

 

感想

少なくともシビル・ウォー/キャプテンアメリカガーディアンズオブギャラクシー、ソーラグナロク、ドクターストレンジは見ておいたほうがいい。

マーベル好きなら早く見て。

 

劇場公開終わったら文章差し替えて再投稿。

娼年

 

68てん 演技はとても良いが、テンポ感悪い。

 

ざっくり

 

なんか大して可愛くない女とへたくそなセックスをする松坂桃李君、その夜昔の夢を見る、母親が仕事へ出かけてゆく夢。

朝、知性の無さそうな女が机の上の学生証を見て言う、すごーい〇〇大なんだ!〇〇大の男とヤッたって友達に自慢しよー。

 

頭の良い大学に通う桃李君はバーテンのアルバイトをしながら大学はサボりまくり無為な生活を送ってるようだ。

バイト中、熟女がご来店。人と待ち合わせらしい。待ち合わせ相手は幼馴染のホストシンヤ。バーテンのカクテルとホストのカクテル、どちらが美味しいか、みたいな遊びをして直ぐ去ってしまう。

熟女のさったあとグラスを片付けようとするとコースターの下には名刺、表には御堂静香、裏には仕事の終わる頃店の前で待ってますと。

 

仕事終わり、高級車で店の前にくる御堂。自宅のマンションに誘われるままについていく。

桃李君、女なんてつまらない、セックスは手順の決まった退屈な運動と豪語する。

自宅のマンションに到着、シャワーを浴びることは許されず、早速証明しようとするもあなたの相手はこの子、と耳の聞こえない若い女の子が登場。

へたくそなセックスを披露する後、あなたの評価はこれと樋口が1枚置かれる。

去ったと思った若い女の子が御堂の財布からもう一枚樋口を抜く。

 

ギリギリ合格ね、桃李くんは男の子を売る違法クラブパッションのテストを受けさせられていたらしい。

最低料金の10000円の価値のあるセックスを出来なければ不合格。

御堂はやる気があるなら電話をかけるよう言う。

 

再びバー、お客はシンヤと大学のクラスの子メグミ。

最高のセックスってなんだと思う?と問いかける。

 

迷った末なのか、どうなのか。桃李くんはパッションで働く事を決める。彼は娼年となった。

仕事を重ねるに連れ、楽しさ、やりがいを覚え染まってゆく。桃李くんはいつしかパッションの稼ぎ頭の一人になっていた。

 

そんな折、シンヤからメグミに伝播する形で仕事のことがバレてしまう。

おばさんにお金で体を売っている、汚らわしい、最低。そう言ってメグミは去ってしまう。

 

パッションへ行くと御堂がご褒美になんでも1つ望みを叶えてくれると。なんでも。

桃李くんは抱かせて欲しいと言うが拒まれてしまう。

なんでもって言ったじゃないですか、と御堂を押し倒す桃李くん、ぺしーん。ほほを叩かれる。

それ以外なら、なんでも。と。桃李くん最初の試験をもう一度受けさせてほしいと願う。御堂の娘のさくらも了承するも仕事が。

 

指定された高そうなホテルにいくとそこにはメグミが、高いんだね、一月分のバイト代全部飛んじゃったと。

娼夫のセックスをみせてよ、それが仕事でやりがいがあるって言うんなら満足させてよ!

激しくセックス。

 

事を終えて、再び試験。を終える。

 

バーで働く桃李くんのところにさくらが来店。

御堂からの手紙だ。クラブパッションは摘発された、伝えるか迷ったがあなたの母も娼婦で死んだ日も急な仕事だったと。さくらのことを頼む。

 

さくらともう一人の稼ぎ頭と共にクラブパッションを再開させる。

出てきた中で一番高齢のお客さんに一年ぶりに会うところでEND。

 

感想

セックスとは、それぞれであるがそれぞれ他人から見たら滑稽であるもの、って言うのを徹底し過ぎててテンポ感の悪さがきになってしまった。あとレイアウトも弱いシーンが多い。

あと音響が最悪だった。ここがよかったらあと十点くらいあげてた。

 

展開としては特に驚くところもなく、桃李くんは母の影を追っていて、年上の女性から母性を感じ仕事を進めるうちに思考は染まってゆく。そちら側に行ってしまった。と言うだけの話。他の要素も絡めつつ1本のストーリーとして違和感なく進んだ。

役者さんはどの人も非情によく演技をしていたと思う。普通のセックスからおもらし、寝とられ、ホモセックス、ドM、色んな欲望を滑稽かつ迫真に描いていた。

陰影の撮り方はかなり好きだった。そう!濡れ場は!ハイライトの入れ方なんですよ!!!!

 

桃李くんのおしりのほくろがあんまりきれいじゃないのがとても気になった。

最後の2回目の試験の演出はあんまり好きじゃない。

 

映画としての完成度は低いけど見るべきところは多い映画だった。

名探偵コナン ゼロの執行人

 

68点 年々増してく何でも有り

 

ストーリー

 

東都市の湾岸埋立地に建設された新しいカジノタワー等を含む複合商業施設内の国際会議場では東京サミットが予定されており、施設オープンに向けた安室達公安警察による点検が行われていた。

点検を終えようとした時、国際会議場は何者かによって爆破される。

 

容疑者として浮かび上がったのは毛利小五郎。会議場内の点検設備から指紋が見つかり、小五郎のパソコンからは遠隔操作でのアクセスや会場の資料などが認められた。

 

小五郎は逮捕、送検されてしまう。

 

公安との裁判、誰も弁護士を引き受けてくれない中、一人の女性が弁護をしようと訪ねてくる。

しかしどうもその女性、公安の刑事と繋がっている模様。

 

小五郎を助けるために捜査を続けるコナン、アガサ博士や灰原の助けも借り、テロの手段を突き止める。また、それを手がかりに敵の敵は味方ということで安室と協力し、真犯人を突き止めさらなる犯行を阻止。

 

めでたしめでたしに思われたが、最後の犯行である衛星を警視庁に落とすのを止めるのが時間的に間に合わなかった。

アガサ博士開発のドローンに爆弾を積み込み衛星を迎撃。軌道を変えることに成功するも、ぎりぎりで湾岸地区のカジノタワーに当たるコース。そこには蘭が!らーん!

 

安室の車で急行してビルから飛び出してサッカーボールでギリギリセーフ。めでたしめでたし。

 

感想

コナンはなんだかんだ子供向けに作られてると思っていたので今回の登場人物がやたらと多く既存キャラは割と脇役でもテロップ無し、話の内容もごちゃごちゃしていてわかりづらい。というものはちょっと作りがよろしくないように思う。

メーカーからシンゴジラと君の名はと公安VSの組織対組織のいいとこだけ全部とった作品作って!とでも言われたのか。

 

OPの大胆なアレンジ!良い!セルからマンガキャラへのOLも良い!冒頭のドローンのアップのカット!良い!

画としては非常にカッコいいものの余りに突拍子もないアクションシーンは年々酷くなっていてそろそろこういう物だという認識が自分にも必要なのかもしれない。

安室くんの車はヴィヴラニウム製で物理法則はルパン三世くらいの緩さなんだろうきっと。

 

降ってくる衛星をドローンで迎撃するのも無理があるし、車で高速の壁や列車の上や横を走るのも無理があるしビルから車ごと飛び出してさらにコナンが車から飛び出して空中からサッカーボールで衛星を打ち抜くのも無理があるでしょ……。

 

今作1番カッコ良かったのは多分毛利小五郎。安室の女になった人は男を見る目がなさそう。彼女とかいるのか?に恋人はこの国とか答えちゃうの完全にヤバイやつでしょ。

映画オリジナルキャラクターはそれぞれキャラとしてはちゃんと立っていて良かったと思う。でもやっぱりメンヘラなんかに関わってしまうと大変なんだよ……。高学歴弁護士のメンヘラ……。

 

コワモテの刑事さんが最後国の会議から抜け出して何やら喋るやつ、今作にはなんの関係も無いしあのタイミングに入れる必要はなかったと思う。

 

あと作画は良くないシーンが多かったのできちんと劇場の作りをしてほしかったです。まる。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

 

字幕 訳 川又勝利

80点 正統派の近未来宇宙SF

 

ストーリー

人類は国際宇宙ステーションを建設し、建設し、増築し、異星人との交流も始まり、和を広げ、千年の時が経った。

軌道上に留まれる限界質量を超過したため、ステーションアルファは太陽系外縁へと旅立つ。

 

それはそうと、綺麗な海と空を持つ惑星に住む人々は、今日も平穏な日々を送っていた。

しかし突如として空から降り注ぐ巨大な宇宙船の残骸、墜落した宇宙船を調べている最中惑星一つを滅ぼすのに充分な質量を持った母船が墜落。惑星は滅んだ。

 

という夢を見たヴァレリアンは仮想現実のビーチで起きる。

相方のローレリーヌと目的地への航行中であった。ローレリーヌを口説こうとするも相手にされない。落とした女リストの一人になんてなりたくないとけんもほろろに。

 

そんなやり取りをしつつコックピットで操作をして目的の惑星へ。現地協力員と合流し亜次元デパートでの違法取引摘発を行う。

冒頭で滅んだ異星人が飼っていたペットの入手を違法業者に依頼していたようだ。しかし違法なのでペットはヴァレリアン達が回収。無事にショッピング惑星を脱出する。

 

回収物のペットは惑星ミュールの原生生物、しかしミュールは3年前に滅んだ。何故滅んだかは最高機密の為アクセス出来ず、不審に思うも帰路へ。

 

アルファコロニーに戻ったヴァレリアン、次の任務はコロニーの中心地に異常な空間があり、今まで送った部隊は全滅。これをどうするかの会議に上官と共に出る。

 

しかし会議中ミュール人の襲撃を受け、全員瞬間接着ボンドみたいな液体を発射する銃で固められてしまう。そしてペットを持っていると思われた上官は誘拐される。

 

なんとかボンドから脱出したヴァレリアン、宇宙船に乗り込みミュール人の宇宙船を追うも目的地はどうやら中心地の方らしい。ヤバイと思いつつも戦闘機に乗り換え追っていく。

入り組んだ迷宮内、カーブを曲がりきれず通信途絶。

 

ローレリーヌはヴァレリアン救出に向かう。位置の特定のために、記憶を無理やりテレパスするクラゲを取りに海獣が巣食う水中へ行き、ヴァレリアンの位置を特定。

合流したところで今度はローレリーヌが下品なモンスターに捕まってしまう。

ヴァレリアンは擬態の得意な異星人に協力を求めるため娼館へ。主の接待を受けつつ交渉をするも上手く行かなかったので気絶させ、異星人と共にローレリーヌ救出へ。

ローレリーヌは白いドレスを着せられ給餌をさせられていた。と思ったらご飯はローレリーヌの脳みそ。

これはやべぇ!とモンスターの王をサックリ殺して親衛隊をなぎ倒しながらゴミシュートから脱出。

 

異星人はこの際怪我をしてしまい塵に。さて、問題の中心部に向かう。

ミュール人と交渉、実は惑星ミュールは上官が条約を無視し、戦争相手の母艦に惑星への危険が及ぶことを承知で攻撃をしたため滅んだ。

上官は生き残りが中心部にいることに勘付き危険地帯に指定、隠蔽のため今度こそ根絶やしにと言うことだったらしい。

なんだ、上官悪いやつじゃんって事でボコしてミュール人を助ける。

何だかんだバディとしての絆が芽生えてヴァレリアンとローレリーヌは婚約して宇宙船の中で愛し合うとこでEND。

 

感想

 

多種族が共同体として暮らす未来が舞台のオーソドックスなSF。地球はほぼ出てこない。

ワープシーンの表現や地面を抜けるときに色々な所を層で通過するのは先にマーベルとかDCにやられてしまっているけど映像として楽しめたしコメディ調で上手く嵌っていた。

青い肌でヒューマノイド型でありながらも人間とは違う造形のミュール人は、美的感覚で好感を得やすい美しいデザインで感情移入しやすく、物語のキーとしてキチンと機能していた。

ストーリーとしてもなんてことの無いバディ物の活劇なのだが全体的なコメディ調と綺麗な映像で見やすく楽しい仕上がりだった様に思う。

フランス主体の5カ国合作映画らしいが、フランス映画特有のなにやってるかわからんシーンはなくこういう物を作る!っていう統一感があってよかった。 

金ローとかでやるならぜひまた見たい。