いりやの備忘録

映画の感想をすぐ忘れる気もするからつらつら書いてみようかなと思いついた。

名探偵コナン ゼロの執行人

 

68点 年々増してく何でも有り

 

ストーリー

 

東都市の湾岸埋立地に建設された新しいカジノタワー等を含む複合商業施設内の国際会議場では東京サミットが予定されており、施設オープンに向けた安室達公安警察による点検が行われていた。

点検を終えようとした時、国際会議場は何者かによって爆破される。

 

容疑者として浮かび上がったのは毛利小五郎。会議場内の点検設備から指紋が見つかり、小五郎のパソコンからは遠隔操作でのアクセスや会場の資料などが認められた。

 

小五郎は逮捕、送検されてしまう。

 

公安との裁判、誰も弁護士を引き受けてくれない中、一人の女性が弁護をしようと訪ねてくる。

しかしどうもその女性、公安の刑事と繋がっている模様。

 

小五郎を助けるために捜査を続けるコナン、アガサ博士や灰原の助けも借り、テロの手段を突き止める。また、それを手がかりに敵の敵は味方ということで安室と協力し、真犯人を突き止めさらなる犯行を阻止。

 

めでたしめでたしに思われたが、最後の犯行である衛星を警視庁に落とすのを止めるのが時間的に間に合わなかった。

アガサ博士開発のドローンに爆弾を積み込み衛星を迎撃。軌道を変えることに成功するも、ぎりぎりで湾岸地区のカジノタワーに当たるコース。そこには蘭が!らーん!

 

安室の車で急行してビルから飛び出してサッカーボールでギリギリセーフ。めでたしめでたし。

 

感想

コナンはなんだかんだ子供向けに作られてると思っていたので今回の登場人物がやたらと多く既存キャラは割と脇役でもテロップ無し、話の内容もごちゃごちゃしていてわかりづらい。というものはちょっと作りがよろしくないように思う。

メーカーからシンゴジラと君の名はと公安VSの組織対組織のいいとこだけ全部とった作品作って!とでも言われたのか。

 

OPの大胆なアレンジ!良い!セルからマンガキャラへのOLも良い!冒頭のドローンのアップのカット!良い!

画としては非常にカッコいいものの余りに突拍子もないアクションシーンは年々酷くなっていてそろそろこういう物だという認識が自分にも必要なのかもしれない。

安室くんの車はヴィヴラニウム製で物理法則はルパン三世くらいの緩さなんだろうきっと。

 

降ってくる衛星をドローンで迎撃するのも無理があるし、車で高速の壁や列車の上や横を走るのも無理があるしビルから車ごと飛び出してさらにコナンが車から飛び出して空中からサッカーボールで衛星を打ち抜くのも無理があるでしょ……。

 

今作1番カッコ良かったのは多分毛利小五郎。安室の女になった人は男を見る目がなさそう。彼女とかいるのか?に恋人はこの国とか答えちゃうの完全にヤバイやつでしょ。

映画オリジナルキャラクターはそれぞれキャラとしてはちゃんと立っていて良かったと思う。でもやっぱりメンヘラなんかに関わってしまうと大変なんだよ……。高学歴弁護士のメンヘラ……。

 

コワモテの刑事さんが最後国の会議から抜け出して何やら喋るやつ、今作にはなんの関係も無いしあのタイミングに入れる必要はなかったと思う。

 

あと作画は良くないシーンが多かったのできちんと劇場の作りをしてほしかったです。まる。