いりやの備忘録

映画の感想をすぐ忘れる気もするからつらつら書いてみようかなと思いついた。

グレイテスト・ショーマン

 

ドルビーアトモス 字幕

90点

 

ざっくりストーリ。

 

予告でみたシーン、クライマックスだろこれ!!!

歌は途中で力をなくし、洋服屋のマネキンに映り込む夢見る少年。

若きヒュー・ジャックマンは仕立て屋の息子。上流のおじさんへ仕立て仕事に同伴し、お茶を飲むお稽古をする娘を笑わせてしまう。娘はお洋服を汚してしまい父親に怒られそうになるも正直に自分が笑わせたと少年は言うのであった。パシーン

海岸でやさぐれる少年の元に現れる娘。彼は彼女と夢の話をする。夢は夢でしかなく、現実は非情である。娘は花嫁学校へ。

時は流れ、少年の親は死んだ。家を無くし路頭に迷う少年は娘へと手紙を送るだけ。アメリカンドリームで仕事をなんとか得た少年は青年へとなり上流の親も苦虫を噛み潰しながら娘を嫁へと出す。

夢の新婚生活、子供も授かり……二人目もいた!

 

舞台は職場、部長に話しかけるヒュー・ジャックマンだが部長「全員に話がある。全員首だ!!!」

南シナ海で所有していた船がすべて沈み会社は倒産、夜家に帰り妻にクビになったと話すもどうせそのうち辞めていたわと。

それより娘の誕生日。穴を空けた回る金属の中に火をともして夢を語る。

倒産した会社から沈んだ船の権利書を盗んでいた。銀行を騙して事業をはじめる。

P.Tバーナムの博物館!

動物の剥製、蝋人形のギロチン、珍奇なものを集めるも衆目は寄り付かない。二人の娘は生きてるものじゃないとダメよと。マーメイド、ユニコーン。そんなのはおとぎ話。

お金も苦しくなってきて、駄目だぁ…と思ったその時机の上のリンゴをみて路上生活をしていた少年のときにリンゴを恵んでくれたフリークスのことを思い出す。

世の中隠れるように生きていたフリークスを集め、サーカスを興行。大量の批判を受けながらも人気を取り利益を上げていく。

小さい頃夢見た邸宅を買い、娘にバレエシューズ。20年待たせてしまったが順風満帆であった。

そんな中出会った上流向けの劇作家の若者と手を組み英国女王に謁見する流れで知り合った大スターオペラ歌手ジェリーリンドをNYへと招き上流向けの興行も大成功させる。フリークスのことは劇作家君に任せた!

これは儲かる。リンドを誘惑して全米ツアーへ。いくつもの公演を成功させ遂には新聞で絶賛される。

お祝いしましょ。リンドはシャンパンをグラスに注ぎかんぱ……。何故か見つめてくるリンド。残念ながらセックスは出来ないぞこれ以上はいけない、自分はNYへ戻ると伝えると私は降りると。

その日の公演を泣きながらも歌いきるリンド、舞台挨拶で衆目の前でキス。別れの挨拶よ……。

一方NYサーカスの観客は一時ほどでも無く、抗議の一段が中に入り込むようになっていた。そして揉め事が限界まで来て大乱闘。劇場に放火されてしまう。

帰ってくるヒュー・ジャックマン。早かったのねと久々の妻と娘と挨拶を交わすも火事だ!!!劇場の方だぞ!!!!

燃え落ちる劇場。劇作家君の想い人がまだっぽい?飛び込む劇作家君。想い人は無事だったが劇作家君は?飛び込むヒュー・ジャックマン。無事に救出。

燃え落ちた劇場の前、新聞記者とヒュー・ジャックマン。貴方の見世物は嫌いだったが発想と姿勢は好きだったと。再建を期待してると。リンドの利益でなんとか……知らないのか?

新聞には公演中止とキスのスキャンダル。全米で話題になっていた。

急いで自宅に帰るも出てく妻。実家に帰らせてもらいます、まって違うんだ愛してなかった!でしょうね!貴方が愛していたのはあなた自身とあなたのショーだけ。

 

全てを失いバーでやさぐれるヒュー・ジャックマン、そこに現れたのはフリークス。たとえ貴方は金儲けのために自分たちを利用したとしても居場所のない自分たちに家をくれたのには変わりない。ここは家だ、もう一度作り直してくれ!

 

あとは奥さんと仲直りして劇作家と協力。ラストのミュージカルで劇作家にショーマンをバトンタッチして娘のバレエを感激するところでEND。

 

良かった所。

テーマ的には差別とかの19世紀の差別とかを含む重めの内容をテンポと構成で見やすくかつ感情移入しやすいように作ってあった。

曲と動きがカッコいい!

ストーリーとしては特に捻りも無いし王道だけど飽きないし展開わかってるからつまんないとかが無かった。というかむしろ積極的に情景であとの展開をわかりやすくするように演出してた。

 奥さんがめっちゃいい人。純粋。育ちが良くて旦那のことをよく見てる。

記者の批評家のおっさん。悪意とかはなく素直に批評家であったとこ。

というか基本的に悪人はいなかった。みんな立場や信条の違いはあれ素直に真っ直ぐに生きていた。

 

悪かったとこ。

あのタイミングで館が燃えてなかったら視聴者からヒュー・ジャックマンが信頼を取り戻すのはもうちょっとかかったと思うから良脚本ではあるけどあざとさがなぁ〜笑

ほか細かいことはちょくちょくあった気がするけどあんま覚えてないからそういうの気にする映画でも無かったってことで!

 

全体的に非常に良く出来てて個性豊かなキャラが作り出す、史実を元にした良いフィクションだった。

PTバーナムってアメリカだと有名人なんだろうか?オリエント急行殺人事件見たときも思ったけど所謂19世紀のアメリカンドリームのアレコレって日本人だからかあんまり馴染みが無いなぁ。